1月 寒さの中で
山形鶴岡での個展案内詳細はここをクリックして頂けると
別ウインドウで開きます。
私達、山形に知人が少ないため
もしお知り合いの方、いらっしゃいましてらお知らせ下されば嬉しいのですが

突然ですが、個展のお知らせ。
山形県鶴岡市にて2月2日〜29日までです。
懐かしい旧作の発表です。
山形県、庄内平野のこぢんまりした画廊からのお誘い。
絵を描く友人がそこのお手伝いをしている関係で、声が掛かりました。
鳥海山に抱かれた銀世界の庄内平野は、どんなでしょう。
雪国への小旅行が楽しみです。

案内状になった「glow tree」は、北オランダのマルケン島。橋でつながっているので「島」というより「村」のイメージ。
その村の衆は、教科書で習ったようなオランダチックな暮らしを守っていました。みんな、あの木靴を履いていたのです。
木造のかわいい家々は白と緑のペンキで彩られ、その周りに置かれた木製の樽や桶やプランターもペンキで花模様が施されていました。
まるでお伽の国みたい!20年程前のお話です。靴職人のおじさんが、手斧1本で木靴を作っていました。
アタリマエですが、履く人の足に合わせて削ってゆくのです。
コーチャンも早速作ってもらって、何年も愛用。木靴って、あったかでした。
冷たい海風が絶え間なく吹いている島、厚塗りのペンキも木靴も生活の知恵なのでしょうか。
夕焼けの村はずれ、海風いよいよ冷たく・・・でも裸木に鳥の巣見つけて、嬉しくなりました。

< glow tree >
すずかけ

1本の木、夕焼けの中に光って立っていた。

風はまだ冷たく、去年の実がアクセントを添えていた。

鳥たちは、ねぐらに帰っただろうか。

夕焼けが、あしたを約束している。

早春のころ。






< Tirol store >
スイス、オーストリーにまたがるチロル地方の冬景色。

雪帽子を被っているのは牧草小屋。

ここいらあたり、春からは牧場です。

しんと佇んでいるモミの木、夏には牛たちに木陰を贈ります。

春のチロル、どうぞ、お楽しみに!

冬は、純白のヴェールの下で・・・・・静か。





北イタリアにはドロミテの山々がそびえています。
ある日ある時、山奥の教会を訪ねました。
断崖絶壁のS字カーブが山の奥へ、奥へと続き、車にも人にも出会わず、やっと辿り着きました。
教会の手前は広い空き地、夏の牧場になるのでしょうか。雪解け道に足を捕られながら
教会へ向かいました。黒土で重くなった靴。
足元で出会った野生のクロッカス。

< Crocus >
クロッカス


  雪解けの黒い土を割って開いた、クロッカス。

 私の靴は、泥んこです。

あなた方は、どうして汚れていないのですか?

そんなに低く咲いているのに。