the Aegean
breeze −エーゲ海の風に吹かれて− |
約20年前、15年前、2年前と、3回にわたりギリシャの小島を取材しました。 サントリーニ島や、ミコノス島の自由な家並、そのほっとさせられる漆喰の曲線を、もう一度辿りたいと、出かけたのが2年前の取材でした。
町は一見してキレイになっていました。 でもよく見ると、そのキレイさは、観光客向けのようでした。
ロバの鳴き声、昼寝犬や猫たち、洗濯物を干す黒服の女性の姿、、、、あの懐かしい日常風景は何処へ、、、、? こじゃれたお店、民家を改築した小綺麗な宿、整えられた小径を散策する観光客、、、、。 モチロン私たちも観光客です。この島のたたずまいに癒されたくて、やって来ました。
はじめは少しガッカリ、、、でも、よく、よく見るとあちこちに生活の匂いがありました。 島で暮らす人たちの人情も、潮の香も、潮風もそのままでした。
今回は新旧取り混ぜたスケッチをもとに制作しました。
変わらず吹いているエーゲ海の潮風に乗せて、小島の生活の匂いをお届けできればと、ご案内させて頂きます。
いつの日か、ヨットで巡る夢、抱きつつ・・・・。
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