2017年 久我通世展 -想い出の旅路・ヨーロッパの古都- に寄せて
春にしては珍しく冷たい雨の初日、最終日の始まりも冷たい雨・・・でしたが、
会場は皆様のおかげであたたかな雰囲気に包まれました。
テーマがヨーロッパの古都ですし、懐かしむ方、憧れる方、色々でしたが、
のんびりとした旅気分を味わって頂けたようでした。
ご来場の方々、どうもありがとうございました。
ご来場がかなわなかった方々、画面でヨーロッパ旅気分をどうぞ。
案内状より
前回のテーマ「都市」に続き今回も「都」です。
コンクリートジャングルとは異なり、
歴史が積み重なっているヨーロッパの古都。
欧州の国々を巡ると大きな都市は中心が「旧市街」で
その周りに新市街が広がっています。
初めて訪れた時は、石造り旧市街の重厚さに圧倒され、
昔の名画そのままに残っている街並みに感動しました。
夫(フリーの風景カメラマン)と共に幾度も巡った欧州の
古都に思いをはせた今回のテーマです。
歴史ある街々は、安らぎをもって人々の暮らしを包み、
旅人をいにしえの時の流れにいざなっていました。
下記は会場に掲げた一文です。
夫、久我耕一との二人三脚海外取材の旅は2008年に幕を閉じて
―想い出の旅路―となりました。
旅の始まりは1980年~、ヨーロッパの国々が主でした。
その頃、若く貧しい私たちの手作りキャンピングカー旅は
創意工夫満載の豊かで楽しい日々でした。
当時のスケッチブックもひもといての、
懐かしいヨーロッパに想いを馳せた今回の個展です。
ご来場に感謝いたします。
2009年個展、-想い出の旅路・道- 以降鎮魂の意味も含めて
収益の一部を東日本大震災、特に原発被害で故郷へ戻れない方々への
義援金とさせて頂いています。
3/11 原発被害は、まだまだ続いています。