1月 寒さの中で | ||
案内状になった「glow tree」は、北オランダのマルケン島。橋でつながっているので「島」というより「村」のイメージ。 その村の衆は、教科書で習ったようなオランダチックな暮らしを守っていました。みんな、あの木靴を履いていたのです。 木造のかわいい家々は白と緑のペンキで彩られ、その周りに置かれた木製の樽や桶やプランターもペンキで花模様が施されていました。 まるでお伽の国みたい!20年程前のお話です。靴職人のおじさんが、手斧1本で木靴を作っていました。 アタリマエですが、履く人の足に合わせて削ってゆくのです。 コーチャンも早速作ってもらって、何年も愛用。木靴って、あったかでした。 冷たい海風が絶え間なく吹いている島、厚塗りのペンキも木靴も生活の知恵なのでしょうか。 夕焼けの村はずれ、海風いよいよ冷たく・・・でも裸木に鳥の巣見つけて、嬉しくなりました。 |
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北イタリアにはドロミテの山々がそびえています。 ある日ある時、山奥の教会を訪ねました。 断崖絶壁のS字カーブが山の奥へ、奥へと続き、車にも人にも出会わず、やっと辿り着きました。 教会の手前は広い空き地、夏の牧場になるのでしょうか。雪解け道に足を捕られながら 教会へ向かいました。黒土で重くなった靴。 足元で出会った野生のクロッカス。 |
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