2月 サボテン
お世話になった
山形県鶴岡市の画廊「東風」
今月個展を開催して頂いた山形・鶴岡を訪れました。
なかなか体験できない雪国を十分楽しんできました。
懐かしい友人とも再会でき、美味しい冬の庄内料理「寒鱈」や雪の露天風呂も頂いてきました。
そんな後、暑いアリゾナのお話です。
十年ぶりの大雪。
朝日村兜飾りの屋根のある民家で
お蕎麦を頂く
大きなキャンピングカーでアメリカ合衆国を回っていた時のことです。
アリゾナに辿り着いたのは、夏の盛りでした。広いキャンプ場がありました。キャンピングカーが何百台も泊まれそう!でも、1台もいません・・・・。泊まっているのは私たちだけ、ひとっこ一人いないのでした・・・・。そう、ここは「冬用」避寒の地だったのです。今頃は、賑わってるんかな〜?厳寒の頃、あのクソ暑かったアリゾナ砂漠を思い出します。淋しいキャンプ場とはうって変わって、サガロカクタスが点在する砂漠は、にぎやかで愉快。「大地と野生動物」をテーマにした時、このサボテンたちを取り上げました。ひとり、ひとり(1本、いっぽん)、人格(サボテン格?)があったのです。
<Party 1>
砂漠はにぎやか
「おや、まあ!」
「おひさしぶり!」
「元気?」
「チョット、聞いてよ、カレったらさー」
ワイワイ、がやがやーーー
サガロカクタスのおしゃべりが続く。
アリゾナの砂漠で大パーテイー。
<Party 2>
<Partner>
Shall we dance ?
Yes, Please!
恋人たちの時は流れてーーーー。
<Sun set>
アリゾナの丘に陽が傾けば、
ガラガラヘビとサソリサマのお出まし。
これは、本当の話です。朝、靴を履く時はサソリが潜んでないか、靴を振って確かめるべし。
陽が落ちて砂漠を歩く時は、ガラガラヘビのシッポを踏まないように注意すべし。
毒蜘蛛にも要注意。
ある夜の出来事。
サソリにやられて腕が腫れ上がった男が、「血清はないか?冷やす氷をくれ」と車にやって来た。氷はあげたけど、怖かった。
オトコもサソリも・・・・。