旅のお土産話トップへ戻る 旅のお土産話 vol.5 | |||||||||||||||
=とびきりいい話=
救出作業をはじめ、マスト抜きの試み、クレーン用丸太の切り出し、そしてマストを元通り固定できたのは島人の力と知恵と心意気によるものでした。 教会ではHINANOのために祈りが捧げられ、曳航出発の折りには牧師さんが足舟でやって来て「ポンペイまで、いや日本まで無事に着くよう祈っているからね」と。
たくさんの祈りに守られて、HINANOと私たちは救われたのです。
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=お金のはなし=
2月27日(日)の日記より
午後チーフ来艇。こんな美しいヨットは初めてだという。何回言われてもウレシイお言葉。わが娘を誉められている気分。
昨夜コーチャンが大小混ぜて集めた現金1000$をカピンガ住民のために、と手渡す。 チーフ、目を丸くして「トンデモナイ、あなた方も必要なのだから、お気持ちとして半分でいい」と言う。 「いや、そんな事いわないで、来月のお祭り(カピンガマランギ・デー)にも使って下さい。」と無理矢理受け取っていただいた。 |
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=お返しの話=
座礁した翌日、切って捨てたつもりの錨と、もぎ取られた舵の一部をを拾い上げ、届けてくれた人達がいました。 あの荒波うち寄せる岩礁の間をかいくぐって、探してくれたのです。スゴイ!やわな私たちとは潮っぽさが違う。頭が下がりました。 「錨をしばったロープの切れ端をもらえないか」と。 もちろん「どうぞ。」姿を変えて役立っているのです。うれしくなる。
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=無人島バンザイの話=
遊んでると、通りかかった舟が魚を放り込んでくれたり、島の中では薪拾いや、屋根材にする椰子の葉を集める人に出会ったりもしました。タロイモ畑が、思いがけない所に作ってあったり、廃墟があったり、幼い頃の探検ごっこみたいでした。海の中は、もちろん水族館・・・いえ、いえ、水族館がこの海を真似てるんですね!
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