原点に戻って
原点のゲンは、「みなもと」の源か?「げんき」の元か?

1971年〜1972年にかけての半年間、結婚早々の私たちは初めて海の向こうを目指しました。
ジュラルミンのトランクを背負子で背負ってシュラフ持参のビンボー旅行。
知らない国を旅したいという熱い一念でヨーロッパから中近東、インド、ネパールを巡りました。
インパ戦争直後のインド、まだ戦禍にみまわれていなかった優しい国・アフガニスタン、
イラクからイランへ個人的な密入国、ノンビリとした中近東でした。

19312  Date Palm
地平線を初めて見たのもこの旅です。

砂漠ではなく土漠。
地平線の向こうまで枯れ草と石ころ、
乾季の大地がひろがっていました。

雨季には一面のお花畑になるんだよ、と
誇らしげに教えてくれた地元のひと。

「すばらしいですね!いつか見てみたいです」と相づちうちつつ
『一木一草もない砂だけの砂漠へ行ってみたい!』
その時強く思った私たちでした。

今回「旅のお土産話」でサハラ紀行を取り上げようと、古い日記のページを繰りました。

読むほどに「疲れた、、、、、」という思いがいっぱい。
ローガンキョーのお世話になってる今の私たちです、、、、。
『砂だけの砂漠に行ってみたい』という気持ちだけでこんな苛酷な旅を二回も実行できたのは、やはり若さ?
それに旺盛な好奇心とモチロン体力、気力!

二十年以上も昔です、砂の海への旅。でもそれはヨット「ひなの」がある今の生活につながっています。
サハラ砂漠で出会った欧州のキャンピングカー、4WD車や自転車野郎。
彼らは庭先から自分のクルマを転がして来てるのです。(途中フェリーには乗りますが)

四方を海に囲まれた日本から自力で旅立つには・・・・「ヨット」が一番!海に浮かぶキャンピングカーの発想です。
老後はヨットで「七つの海」をという夢っぽいスローガンのもとに造られた「ひなの」ですが・・・・。
ウムムム、ム、、、ままならないのが浮き世の常です。

この先、どうなってゆくのか「お釈迦さあ〜でも気が付くめえ・・・(義父の口癖でした)」

先のことは考えず、来し方振り返り、元気のみなもとさぐってみようと「サハラ紀行」のお土産話発信します。
打つ前から疲れそうですが、ヨロシクおつき合い下さい。

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